育む者

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ラクツ
物語開始時は18歳で本当の誕生日も血液型も名前も不明(便宜上5月4日を誕生日としている)。国際警察官として精力的に活動していたが、イッシュ地方にてファイツと再会し互いに納得した上で1年間という期限で共同生活を送るに当たって、彼女の優しさと素直さ、そして可愛らしさと健気さに強烈に惹かれていくことになる。性格はやっぱり真面目で冷静沈着。基本的には他人に関して関心が薄いものの、ファイツには優しい。大人っぽくて何でも出来る人だよね、とはファイツ談。頭脳明晰、運動神経抜群、容姿端麗と三拍子揃った色々な面でミスター・パーフェクトと名高い彼だが、恋愛面では割とポンコツである。環境と経歴故に友人がいなかったが、ヒュウやユキとは後に親友と呼べる間柄となり、ファイツ絡みで恋愛的な悩みを時折吐露している。12歳の頃は任務の関係で軽薄な男を装っていたが、本質的には超が付くくらいの一途。
ファイツに対しての恋愛感情を自覚してからは彼女の無防備さと色香、そして自分の中に繰り返し湧き上がる欲望に頭を悩ませることになる。表面にはあまり出さないものの中々に嫉妬深く、かと言ってファイツに告白出来ないでいる事実を歯痒く思っている。国際警察官ながら家事スキルが異常に高く、どの職業でもトップレベルになれたとヒュウとユキによく言われる。
好きなもの…特になし→ファイツ。ファイツの手料理、和食、フタチマルを筆頭とした手持ちポケモン。
嫌いなもの…煩わしいもの、面倒事、騒がしい場所、任務に支障のある事柄全般、ファイツを穢す自分自身。

ファイツ
物語開始時は18歳で9月16日産まれのB型。”解放の専門家”として、捨てられた、または人間に懐かないポケモン達を引き取って一緒に暮らしている。忙しい合間を縫って、ポケウッドで女優をすることもある。とにかく感情が豊かで思っていることをすぐに表情に出してしまうくらいの素直な娘。カロス地方の図鑑所有者であるワイとは大の親友であり、彼女とのお喋りでは毎度の如く熱が入る。ポケウッドで働いているホワイトのことは先輩というより姉のように思っている。天然の人たらしでもあるが、本人にその自覚はない。素直な上に超が付くくらいのお人好しな娘、とはラクツ談。そんな彼に偶然にも再会してひょんなことから共同生活を送ることになり、ラクツの真面目さと誠実さ(ラクツは割と嘘をつくが、ファイツに関しては非常に誠実である)、そして男らしさと優しさに強烈に惹かれることになる。12歳の頃に比べてかなり前向きになったとはいえ、根っこの性格的に恋愛には奥手で、かつ臆病でもある。
ラクツへの恋心を自覚してからは、自分などが彼と釣り合うはずがないという自信のなさと、彼に好きな人が出来るのではないかという不安、期限が来る前に自分の元から離れて行くのではないかという恐怖感に頭を悩まされることになる。大人びているラクツに対して、自分がかなり子供っぽく見えることが目下の悩みである。とある事件がきっかけでラクツとは別ベクトルで精神的に壊れたが、ヒュウとユキが近所に越して来たことで立ち直る。口癖は「だってラクツくんだもん」。ヒュウとユキのことは最終的に家族とも呼べるような仲になる。
好きなもの…ラクツの手料理、和食、甘い物全般(初期のみ)、青色、グラシデアの花、ダケちゃん、マフォクシー、アギルダーを始めとした一緒に暮らすポケモン達。
嫌いなもの…ポケモンを縛り付けること、ポケモンを道具扱いする人間、ポケモン以外のおばけや虫、甘い物全般(初期以降)、人の視線、ラクツへの気持ちを素直に告白出来ない自分自身。

ヒュウ
ラクツやファイツと同い歳の18歳。誕生日は不明だが独自設定でO型となっている。目付きと口の悪さは相変わらずだが、かなり丸くなっている。12歳時は喧嘩ばかりだったユキとは物語開始時点で恋人になっている(一番驚いているのは彼自身)。ラクツに対しては素の彼と自分が知っていた彼とのあまりのギャップに驚きつつも、最終的には良き友人とも呼べる間柄になる。ファイツに対しては昔から放っておけない妹という印象である。

ユキ
ラクツやファイツと同い歳の18歳。誕生日は不明だが独自設定でA型となっている。ナンパ男だったラクツを好きだった過去がある上、超絶ハイスペックな素の彼に対して「かっこいい」を普通に連発する子。しかし何だかんだでヒュウ一筋の為、ヒュウと気まずい関係にはなっていない。ファイツに対しては友達というより可愛い妹という間柄になる。